病気を経験したあとの不安な気持ちは、なかなか周囲の人には理解してもらえないかもしれません。でも、再発するかも、という不安は、ごく自然な心の働きです。
しかも単なる不安などではなく、心と体にまた危険が迫ってくるかもしれないとの恐怖感から過敏な神経状態になっているのです。
まずは、定期的な通院で検査を続けて、心身の「大丈夫」を確認する、それが安心に繋がります。
その気持ちと上手に付き合うには、焦らず、少しづつ心のバランスを取り戻して行くことが大切です。
不安感が高まって、つい家族にあたってしまった後は「さっきはごめんね」と一言言えるようにしましょう。家族も、自分の抱えている「辛い」という病後の感情は十分に理解していると思いますよ。
一つだけ申し上げますと、不安を感じていても、声を出して日に幾度となく「私は、大丈夫」と言っていると、病後の経過が早く良くなり、不安感から早く解消される、という専門家の本を読んだことがあります。
いきなり不安を無くすことは難しいですが、お寺ではこうした心の悩みを軽くし、より良い人生を歩むためのサポートをしています。
ぜひお気軽にご相談ください。

