広布唱題会

 妙縁寺で毎月第1日曜日、午前9時から行う「広布唱題会」は、広宣流布こうせんるふをご祈念する法会です。
 この唱題よって、心を一つにして「南無妙法蓮華経を弘めて人を救う、そのために自分には何ができるのか」をしっかり見定め、またそれを実際に行うことができるように願い、祈ります。

 私たちは、身体と心によって、日々の生活を営んでいます。その身心がともに壮健になるためには、妙法を正しく信じ、仏道に邁進することが何よりも大切です。


 もともと日常生活は、身体と心とによるのですが、なかでも、仏法において「身は心の従」と示されるように、結局、その時々の身体のさまざまな状態は、心が元になって起こってくるものです。たとえば罪障によって、心にいろいろな誤りが生じている場合には、身体にも必ずその影響が及んできます。そこで、御本尊様をしっかり拝して南無妙法蓮華経と唱える、この繰り返しが、あらゆる病を起こす状況から自分を必ず救ってくださるのです。


 だからこそ、日蓮大聖人様は、
「法華経は身と心のすべての病(やまい)の究極の薬である」〔趣意 太田左衛門尉殿御返事1222〕
と仰せられているのです。


 また、世間には、多様な 謗法罪障 、あるいは自分がつくった種々の悪因による心の病や身体の病にかかって、苦悩に喘いでいる人がたくさんいます。これを治すためには、自身が御本尊様を信じてみずからお題目を唱え、究極の薬を服用することです、この尊い行為によって、必ず、
「毒薬変じて薬となり、悪変じて善となる」〔趣意 内房女房御返事1492〕
という不思議な功徳をいただくことができます。


 したがって、まだお題目を唱えることを知らない人に対して、究極の薬があることを教えてあげる、南無妙法蓮華経の大良薬を服させてあげる、その尊い行動が折伏しゃくぶくです。
 現在、世界中におよそ七十七億の人が生存していますが、その人々を救っていく一番元になっているのが今、南無妙法蓮華経を信仰している私たちです。法華講員です。ならばこそ、まず 菩提寺 である妙縁寺に集い、共ども真剣に唱題し、何としても、折伏という尊い行動にチャレンジしてみましょう。


 また、その実践によって、それぞれの立場における職業等も正しく進み、好転し、しかるべき結果が出てくるのです。